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「フレイル健診」2020年度から導入へ

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年末年始、皆さんはどのように過ごされたのでしょうか?私は年明け2日から風邪をひいてしまいました。幸い熱は大したことなかったのですが、頭痛がひどく、ほぼほぼソファーで転がっている状態でした。そのせいでしょうね、3日は背中が痛くてたまりませんでした。

 

さて、「フレイル健診」です。

 フレイルとはなにか?フレイルとは「虚弱」を意味する英語「frailty」が語源になっています。筋肉や骨などの機能が低下し、心身ともに弱ってきた状態のことです。この状態は、「健康な状態」と日常でサポートが必要な「介護状態」の中間を意味しています。フレイルは、加齢とともに、身体的、精神的、社会的という3つの側面が互いに影響しあうことで負荷がかかり悪化していくようです。

現在、体重減少や、筋力や活動量の低下などが特徴となる「フレイル」は、全国で約350万人の高齢者が該当するとされています。厚生労働省は、要介護になる手前のフレイルの人数を把握するために、75歳以上の後期高齢者を対象に、2020年度に新たな健診「フレイル健診」を導入することを決定しました。

 「フレイル健診」は市区町村で実施され、血液検査などのデータと、病気や介護の状況などを確認しながら行われます。生活習慣や認知機能などを尋ねる質問票を使って判断していくようです。

 フレイルは、食べる量が減り、足腰の筋力が落ち、家に閉じこもりがちになるという悪循環が続くことで、寝たきりになる恐れも高くなります。「フレイル健診」を実施することで、自立して生活できる健康寿命を延ばし、介護が必要になる人を減らすことで、社会保障費の伸びを抑える狙いがあるようです。

 

 日本人の平均寿命は世界一ですが、健康寿命はそうではありません。平均10年は日常生活に何らかのサポートが必要とされています。適切な栄養摂取や運動によって、健康な状態を取り戻すことは可能です。社会保障費云々は別とし、そういう意味でフレイル健診は楽しく健康的に生活をおくれているかの判断基準になります。しかしながら75歳でフレイル健診に引っかかったとして、すぐに生活を変えられるかは難しいと思います。75歳といわず早いうちから、心身ともに健康であるための習慣をつけることが大事になってくると思われます。